わたくし、幸運な事に「ミレニアム」以外の光一座長の「SHOCK」を
続けて観させていただいていますが、とにかく帝劇内では平常心が保てないのと、
記憶力が素晴らしく欠除しているため(汗)今まで「レポ」は書いた事がありません。

しかし、今回の「SHOCK」はさらに幸運な事に、2回の観劇チャンスを与えられたので、頑張って書かせていただきました。
しかし、ストーリーにそった素敵なレポは管理人様が書かれているので
少し趣の違った(ひどく片寄ったとも言う・・・)物になっています。
そんな物でも良かったら、読んでやって下さい。題して・・・


 


   【2階席でも「SHOCK」は楽しい!!】

                     
           
               観劇日 1月13日(月・祝) 18:00〜 2階・E列・下手



初めての2階席でした。友人から「2階は2階の面白さがある」と聞いていたので、
期待感いっぱいでの観劇だったのですが、「昇天兄」がいらっしゃる事を除いても(笑)大満足の観劇になりました。


欠点を言えば、終演後に他の席にも座ってみましたが、舞台は大丈夫ですが、1階席は全く見えないので、
客席で起るスペシャルは声のみです。(苦笑)
上手側と下手側に数席だけある「X席」だけは1階席が半分くらい見えますし、
端の席になるので、それはそれで他の席では見る事が出来ない光景が見れるのでは?
後、当然ですが、舞台からの実際の距離は遠いです。(笑)
それと、いくらやりたくてもスタンディングが禁止されている事ですね。
その分、フィナーレで座長様が2階に向かって手を振られると、まるで練習したかのように
揃ってみなさん振り返えしておりました。(その中のひとりな自分・・・/笑)


良かった点の1番に上げるとしたら、1階席と違って席にかなり段差があるので
係の方の指示に従って、前かがみにならずに観劇すれば前の方の頭が邪魔になりません。
1階席はその時の運でかなり違ってくるのは仕方が無いようです。


「SHOCK」という舞台は御存じの通り、舞台の上だけに留まらず、壁面・天井近く、
そして数々のフライングで劇場の空間すべてを使った演出なので、
どこの席でもその席なりのスペシャルがあるように思いますが、自分的に「2階席だったからこそ」印象に残った事を・・・。



【ツアー場面のクラシックカー】

カンパニーの面々が乗っているのに「あれ?ジュンさん居ないぞ??」って思っていたら、
車が大破した途端に
ボンネットの中から浴衣姿で登場。
そのボンネットの中、ちゃんと「露天風呂」の絵がしっかり描いてあります。
かなり「おお〜、芸が細かい」と思ったのですが、案の定、1階では見られませんでした。もったいない・・・。



【ジャパネスクショーの「弁慶」】

1階席から見上げても、とんでもない高さなのがわかりますが、2階で観て、改めてその高さに驚きました。
最上段の「弁慶の仁王立ち」のシーンはA席以降の方と視線が合うのでは??と思うくらいです。
あの「階段落ち」は凄い迫力ですが、これをスムーズに行う為に、
階段の一段目と沈んでいるオケピ部分との間の平らな舞台の幅が、ほぼ人ひとり分ぐらいしか無いように見えました。
そこを殺陣をしながら、演技をしながら、みなさん動いてるんですね。
小心者なので、凄くハラハラしてしまいました。



【「白鯨」の帆船】

甲板の最後まで(ぷっつりと切れてる所まで/笑)良く見えます。かなりデカイです。
後方部分もあったら、本当に航海に出れそうなリアルな大きさです。
そして、何と言っても舳先の船長様が近い!!目線もほとんど鯨と格闘するシーンまで2階に・・・。心持ってかれます。(大汗)
鯨さんの動きも、より立体的にみえて(立体ですが)楽しいです。
友人情報によるとあれは人力だそうで・・・。スタッフの方、ご苦労様です。



【ワールド・アドベンチャー 「アイリッシュ」】

これは、2幕のJr.だけのダンスナンバーですが、2階からはとても綺麗でした。
1階では、正直「Jr.の大群が踊ってる〜」って思ったのですが・・・(失礼!)
上から観ると、凄く複雑にフォーメーションが縦長になったり横長になったり平行四辺形になったりと、マスゲームの様です。
衣装も白を基調に、何色か前見ごろの色が違うので、フォーメーションが変わるたびに、
見た目の新鮮さが変わり引き込まれてしまいました。
くり返しする敬礼のポーズが、全員ビシッと決まれば最高だったんですけどね・・・。



【天井まじかの落下シーン】

最後、ストーリーのクライマックスの鉄橋(??)での芝居&アクションですが2階は近過ぎました(苦笑)見え過ぎです。
ちゃんとシュンスケ役の方もコウイチ役の方もお芝居しているのですが、いざ、落下となると
明らかに身構えて受け身の体勢をとってから落下されていて、ちょっと興ざめ・・・。
でも、これを責める気持ちはみじんもありませんので失礼を許して下さい。
オケピ内に設置された、大きく×印がついた受け止める為のマットも見えてしまいましたが、
その厚さがどれだけの危険なアクションかを物語っていましたから・・・。




【昇天兄の一部始終】

私の席からは、ぎりぎり1階から飛び立つ瞬間から見る事が出来ました。
(個人的に、宙に浮く瞬間の「ポッ」という感じが好きなので/汗)
何度みても美しいです。黒髪だろうが、金髪だろうが。(笑)
なぜか今回、
昇天していかれる兄の足が、終始キッチリと組まれている事に感動。(何を見てるんでしょう・・・)
そのスタイルが美しさを倍増させているのでは?と思いつつも、
「足疲れる〜」と冷静に考えてる自分にも、ある意味感動・・・。(笑)


噂では、2階への着地の瞬間、音が聞こえるくらい毎回壁に激突されていると聞きハラハラしていましたが、
席が遠かったからでしょうか?そんな事は全然わからず、
ただ、2階・上手側の1番端後方の扉の前あたりで、
ワイヤーから解放された兄は
3〜4人のスタッフにそれはそれは大事そうに受け止められ、扉の向こうにダッシュされて行かれました。

白い衣装をなびかせつつ・・。
あの扉の上の、たった四つしか無いB席に、一度座ってみたいと真面目に思ってしまいました・・。


 

【【当日のスペシャル!!】】

この日はまだ、開幕してから日が浅かったので、アドリブはそんなに多くなかったのですが、少々書きますと・・・



【兄の客席サービス】

A列の観客と
「コウイチの為にありがとうございます」となごやかに握手をしていた兄、突然「握力強!!」と叫びました。
座長は客あしらいも上手です。こんな風に言われたら、どんな方でも手の力弱めて離すってもんです。
(もしかしたら本当に驚いてたのかも・・・/笑)



【トウマをバイクツーリングに誘うシーン】

井上順さんがセリフの途中「よだれ出ちゃった」と自己申告。(笑)
それにヤッターとばかりに飛びつくコウイチ・アキヤマ・トウマ。
「よだれ爺さん!!」「地図によだれは付けないから・・・」「よだれ垂らしながら行こうぜ!!」等々
ずーーーっと最後まで「よだれ」ネタでした。(バッチイよ・・・)



【ステッキダンスのシーン】

トウマもNYに来ての楽しいダンスシーンの最後、
下手にハケる時に座長様の前の人のお尻を刺すパフォーマンスは恒例ですが、
この日は、刺すというより トウマ「ほうきに乗った魔女」状態(笑)です。
そして座長様は客席に向かって ニコニコ笑顔を振りまきながら、
なんと足元はバレエで有名な「白鳥の湖」の 「4羽の白鳥」のステップ!!
座長様のダンサー魂を見ました。(笑)



【事件解明のシーン】

今回のアドリブネタで、もっとも多かったであろう「氷室ネタ」でしたが、
アッキーの
「そげな〜〜!!」に、まだまだ慣れていなかった座長様は
客席の方に向かって顔をそらして笑ってしまうほどウケており、
上ずった声で
「そげな言うな!!」と応えておりました。(笑)




2階席に初めて座ってみて、「SHOCK」という舞台は、改めて「帝劇」という劇場の、
大きさを含めた全ての装置や空間を最大限に使った舞台だなと、強く感じた観劇になりました。