2004年2月10日昼公演、13:00開演。16:25終演。
コウイチ・・・堂本光一
ヒカル(コウイチの亡兄)・・・堂本光一(金髪ズラ)
ツバサ(コウイチの義弟)・・・今井翼
ナオ(コウイチの義姉)・・・伊織直加
リーダー(ナオの再婚相手)・・・尾藤イサオ
カズ(コウイチの甥)・・・東新良和
シュンスケ(リーダーと先妻の子)・・・風間俊介
アキヤマ(コウイチの親友)・・・秋山純
MA【ヨネハナ、マチダ、ヤラ】(コウイチのカンパニーのメンバー) |
今回も、ステージと客席の間にあるオケピ部分にいる、オーケストラ奏者たちの演奏から始まっています。
ただしオケピ部分は、2階席からはほとんど見えません(^^;
正面空中にしゃべる顔が出現。(左右にも1つずつあって計3つぐらいあったような気がしますが定かではない)
スモークで見えなくなったと思ったら・・・
変わりにブランコに乗ったヒカル兄。真っ白な衣装、金髪のヅラです。
今までにない、空中からの出現に観客が驚いていると、しゃべり出すヒカル兄。
「おぉ、近い!」と思う間もなくヒカル兄落下。(落ちるといっても、ワイヤーでステージまで戻される感じですのでご心配なく)
これは本当にびっくりしました。本当の事故で落ちたのかと思った。
そのままステージの上まで落ちていって、無事受け止められて着地。
今までの流れですと、ステージに登場→前列のお客さんと握手やプレゼント→客席の男の子とフライング→落下事故 ですが
今回ここは全く違いました。しょっぱなからびびった〜><
ステージ上に降り立ったヒカル。今までのコウイチの舞台を振り返りましょうということで・・・
あぁそうだ、ここ。
ヒカル「ご存知のように、ここ帝国劇場で上演されてきたSHOCKも今回で5回目。当時21歳だったコウイチもいまや
25歳となり、四捨五入すると三十路です!」
客「(笑)」
さっそく自虐ネタにはしっておられました。
ヒカル(ゴーストらしいです)はコウイチのステージを見に来たと。
「楽しみで楽しみでこんなんなっちゃてます!」「コウイチがかっこよすぎてこんなんなっちゃってます!」と、
両手を組んで、キャイ〜ン・・・じゃないな(^^;なんか変なポーズ。可愛い。
舞台上に3つのスクリーンが登場。今までのSHOCKの名場面が流されていますが、3つバラバラの映像なので
どれを見ようか忙しい。そんな中。
ヒカル「そうそう。剛が乱入、なんてこともありました」剛さんと知り合いか?ヒカル兄さん(笑)
見ると左側のスクリーンには、ワイドショーでも当時流れた剛さんが刀を持ってステージに上がった場面が。
懐かしかったなぁ(^^)
映像を流している間にヒカルが1度、椅子を取りに舞台袖にひっこみ、そこで入れ替わるのは変わらず。
映像が終わり、スクリーンが上がると奥から本物のコウイチ登場。
♪Put On A Happy Face
ここは変わらず。♪ゆめ〜の でフライング、そして柱にぶつかっての落下事故。
天からのヒカル兄の声もあり。「俺が守ってやる」と。←”守ってやる”ってセリフは初めてじゃ?
「Show must go on!!」
バックステージ。
「千秋楽にかんぱ〜い!」健在。
ここでコウイチ、ツバサのお尻をさらっと触ってセクハラしてました(笑)
♪Begin The Tour
以前のSHOCKでのここのお楽しみは、コウイチがカウンターに座った時に何を持つか?だったのですが
今回はここ、やることがかなり変わっています。
まずはコウイチによるジャグリング。3本のピン(?)のようなものでやろうとしますが、1回もできません(笑)
その後はなぜか牛乳を飲むカンパニーのメンバー。本当に飲んでいるようにも見えたのですが、まさかねぇ?
♪Tour
ここも、場面的には車移動や空港での踊りで変わらず。
空港では中央にベンチが登場。
真ん中にコウイチが座り、右にアキヤマ、左にツバサが座るんですが、
左右の2人は座るというより、疲れてベンチでむにゃむにゃ。
アキヤマは寝ぼけてるフリをして、真ん中にいるコウイチの胸やら顔やらをぺたぺた触ってます。
それを笑いながら払いのけるコウイチが可愛い。
そんな時、コウイチに寄ってくる女性たち。スリットの入ったドレスでかなりセクシーなおねえさまです。
コウイチを立たせて、主に2人の女性ダンサーが絡んで踊ってました。
両手に花状態でコウイチもうっとり夢心地。いい気分で目をつぶりながら絡んで踊ってると
いつのまにかそれがアキヤマとツバサに入れ替わってて・・・
目をあけてびっくりというオチつき(笑)
ここらへん、以前と同じく、ステージ上にはスクリーンも現れていて電車から見るような流れる景色が流されています。
途中、東京ドームのKinKiコンの映像も流れるのですが
前のSHOCKと同じく、まだ2000年冬のおもちゃ箱のセット「堂本ドームで大人気」の映像。古っ!(笑)
クラシックカー大破。
転げ出たコウイチたちですが、今回は温泉旅館ではなくホテル(?)食堂(?)にたどり着いています。
テーブル(上にはご馳走)と、4つのイス。
車に乗っていたのはコウイチ、アキヤマ、ナオ姉さん、ツバサ、カズ、シュンスケの6人なのでイスが2つ足りません。
それもあって、転げ出た6人は、4つの椅子を確保するために必死。
コウイチはカズに押され、ツバサに突き飛ばされ、地面に憤死。
アキヤマに踏まれてとどめをさされ、見るも無残なお姿に・・・(笑)上から見てるとまたこの倒れてる姿が可愛い!
ようやく起き上がったコウイチ、ご馳走を囲む他の5人に入れずいじいじ。
コウイチ「なんだよツバサ、急に戻ってきやがって。お前がいない間、他のツバサが来ちゃって大変だったんだぞ!」
”急に戻ってきて”の意味が最初わからなかったんですが、
”他のツバサ・・・”で観客も笑。前回のSHOCKには翼くんじゃなくて生田くんが来たことを言ってるのね(笑)
コウイチ「コロコロ変わる名前を覚えるこっちの身にもなれよ!」
客「(笑)」
コウイチもようやく座れ、食事開始。
なのですが、ここでの食事は出演者紹介&関係の説明を含めていますので、様子がものすごく変。
コウイチ「メロンとって、義理のお姉さん」
ナオ「はい、義理の弟」
こんな感じで、「小さい叔父さん」だの「本当のお母さん」だの、続柄をわざとらしく会話しながら食事をしていて笑えます。
そんな中でも、作り物のメロンをスプーンで食べようとして、「かたい!」とツバサに訴えてたコウイチはさすが(笑)
でもこれじゃあ訳がわからない、ということで「アキヤマ、紹介してやれ」ってことで説明は秋山へ。
「えぇぇ〜〜!?」と言いながらもコウイチやツバサを立たせ、手をつながせたりして
関係を説明していきます。
死んでしまったヒカル兄の場所が誰もいないので、そこらへんから(ボーイさんだっけ?)も呼んできて説明。
このボーイさん、ヒカル兄は死ぬので死ぬリアクションもしてくれるんですが、これがおもろい(笑)
で、それだけがんばって説明して、「ほーーら、これでみんな親戚になっちゃった!」としめて大満足だったのに
コウイチが「親戚でもなにのに堂々と真ん中に陣取ってる奴がいる」
客「(笑)」
コウイチ「アキヤマ、お前だっ!なんだお前は!(笑)」と言われてしまったアキヤマ。
アキヤマ「えっと、えっと、僕はコウイチくんのペット!わんわん!」
四つんばいになってコウイチにすがりつくアキヤマ。
べたべたくっついてくるアキヤマを笑いながら振り払ったり蹴ったりしてると
アキヤマ「もっともっと!」と、アブナイ方向へ・・・(笑)いきそうだったのでさらに怒られてた(笑)
ここからの道のりはバイクで行こう、のやりとり。
ツバサ「俺は・・・駅弁が楽しみだから電車で行くよ。今俺、駅弁の包装紙と箸袋集めてんだ(^^)今度見せてやるよ」
コウイチ「いらない、全然惹かれない(笑)」
アキヤマが、リーダーが用意してくれたバイクのヘルメットも出してきて、バイクで行こうよと。
ここでどういう流れだったか忘れてしまったんですが、
シュンスケが赤いヘルメットをかぶってちょっと身をかがめ、
アキヤマが言った言葉にコウイチたちが「へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜へぇ〜」と
そのシュンスケのヘルメットを叩いてトリビアをやり、アキヤマ「5へぇかよ!」なんてやりとりもありました。
それでもまだ「行く」といわないツバサの手首をつかんで
コウイチ「じゃあ・・・光ちゃん特製の箸袋あげるから」←”光ちゃん”って照れながら言ってるのが可愛い
ツバサ「じゃあ行く(^^)」ってことで終了。ナオは賛成しないまま。
その後もう1回、ナオの「あなたバイク乗れないでしょ?」という言葉に
1回引っ込んだ袖から再びツバサが「そうだった、俺バイク乗れないんだった」って戻ってきます。
するとコウイチ、「僕のおケツに乗せてあげるから」と、お尻を突き出すポーズ。
とにかく楽しそうでした、このあたり。(笑)
バイク事故。
一度ツバサとコウイチがつり橋のところまで来て下を覗いたりして、一度ひっこみますよね。それでバイクで登場。
「待ってろ!渡りきってやるさ!」って声が、本当の声と違いすぎてテープなのがバレバレだったのが少々気になった(^^;
病院。
「踊れますか」と聞くコウイチに、最初はみんながつっかかりますが、
「様子を見るだけならいいです」と言われ、コウイチを1人残して病室にみんなが向かう時。
マチダだけは最後までコウイチの様子を気にしつつ、その場をあとにします。
今回はMAがコウイチ派(アキヤマ、マチダ)とツバサ派(ヨネハナ、ヤラ)と微妙に分かれているみたい。
コウイチ「兄貴の夢を必ず叶えるって、ツバサと誓ったんだ」
ジャパネスクショー。
♪月夜ノ物語
病院シーンの白い幕の裏側にコウイチが回った瞬間に、ポッと浮かび上がったたいまつの光。
きたきたきたーーーっ!(><)これがなくなってなくて嬉しかった。
白い幕が一気に取り除かれ(この瞬間が大好き)以前と同じ、ピンクの着物を羽織ったコウイチ。
何度見ても見惚れる舞い。ひとつひとつの動作が流れるようになめらかで、すごくきれい。
一ヶ所、振り付けが違ったように思ったのですが・・・気のせいかな?
♪千年経
ここも特に今までとは変わらず・・・かな。
2階から見て初めて、あの金色のじゃばら折りされたやつが下に落ちた後、どうなっているのかが見えました。
黒い布のようなものを肩幅ぐらいに広げて受け取っている人がいました。
最初受けるのが難しいらしくて、ちょっとあたふたしてた(笑)
赤い布を両腕に巻きつけただけのコウイチのフライングも健在。
巻きつけた後、飛ぶ寸前、下を向いているのを決心のお顔でパッとあげる瞬間が大好き。
♪Where is Tommorow?
「Tell Me Why?」と同じ衣装。黒いパンツに赤いシャツ。
これがまた、「Tell Me Why?」や「KISS」に負けず劣らず、かっこいい曲です。
カンパニーの一糸乱れぬ大人数でのこれは、圧巻。
♪竜神
竜はローラーブレードで移動しておりました(笑)←2階から見るとそれが丸見え
以前までのSHOCKで最後、コウイチにすがりつく少年、あれが今回は4人に増えてました。
竜にとどめは頭からグサッと。
また、ここは緑のレーザー光線が多用されていて、演出が派手になっています。
コウイチが振り上げた剣にそれが集まったり、竜の身体を何本ものレーザーが走ったり。
♪Ben−Key ←”弁慶”ではなく、パンフレットにはこう書かれてます
マジックでの登場、上から見てたら見破れるんじゃないかと思ったけど無理でした(爆)
ここでの見もの、というかびっくりなのは、階段から落ちるのが光ちゃん本人であること!!@@
階段の、ほとんど最上からゴロゴロと下まで一気に。
例年なら転がり落ちるのはスタントさんであり、オケピ部分まで転がり落ちて、
次に出てくる時にはコウイチに入れ替わっている、というカラクリ。
ですが今回、転がるのはコウイチ本人なので、オケピ部分まで落ちません。階段の下まで。
やわらかなマットの上に・・・じゃないんですよ!?固い固い舞台の上に向かって。
転がり落ちた後、しばらく動かないんです。
演技とはわかっていても、本当にどこか怪我したんじゃ・・・と心配してしまった瞬間。心臓に悪い・・・
♪カルミナ・ブラーナ
この連続した演目。
コウイチが最初は1人で幕を開けたジャパネスク。
すすむにつれてカンパニーの仲間たちが合流していくのですが
コウイチと拳を合わせたりして、あぁ、戻ってきたんだなってことがわかりやすくなってました。
ナオとリーダー(尾藤イサオ)のブロードウェイ公演、行く・行かないのやりとり。
これは左側の壁の2階部分で。
それに対して、右手側の壁の2階ところで病室のツバサ。
イスにツバサが座っていて、そばのテーブルには赤い薔薇がささった花瓶。
心配するヤラとヨネハラに、「俺は大丈夫だから。お前たちもブロードウェイでコウイチを助けてやってくれ」といいます。
以前までのSHOCKでは、ここのツバサはとにかく嫌がる自分をバイクで連れて行ったコウイチを恨んでいたので、
この意外なセリフにはびっくり@@
「お前がそういうなら・・・」「ツバサも早く元気になって、ニューヨークへ来いよ」と言い残し、
ヤラやヨネハラも病室を後にします。
しかしながら、2人が病室をあとにすると、ツバサの態度は豹変。やっぱりコウイチを恨んでいる。
イスにうつむき加減に座りながら、テーブルにあった薔薇の花びらをむしってばら撒きつつ、
「1番ブロードウェイに行きたかったのは俺なんだよ!」
「俺のことなんかもう、忘れちゃってくれよ!!」と、悔しさを表現してます。
ここなんですが・・・ツバサがあまりに前のめりでイスに座って演技してるので、
落ちるんじゃないかとハラハラしてしまってました。(^^;
客席を船上に見立ててのシーン。
ここはアキヤマ、シュンスケ、マチダ、カズの4人で。
ナオとリーダーがなぜこのブロードウェイ行きの船に乗っていないのか・・・ということから、
シュンスケ「実はこんなことがあったんだ!」と
妙に芝居がかったものの言い方で、変なポーズ付き(両手を後に燕状態、足も開いて)で声を張り上げる。
このポーズと言い方だけでもかなりおもしろいのですが、この後なんと家族コントが始まります(笑)
シュンスケ役はそのままシュンスケが。
その父親であるリーダー(イサオ)役は、髪をオールバックにしたアキヤマ、母親であるナオ役は、スカートをはいたマチダ。
シュンスケ「俺もブロードウェイに行きたいんだ!」
マチダ「だめよ、あんな破廉恥なところ。あなたも何か言ってやって!」
アキヤマ「たまにはいいぞ〜破廉恥も。」
ほんと、意味不明のやりとりなんですが(笑)、ここはとにかく仕草とセリフの言い方がおもしろい。
観客にもかなりウケてました。
船でブロードウェイに着くまで、劇を練習していくが、それはまだ決まっていない、
練習はせっかくだからお客さんに公開する、ということで客席が少し明るくなり・・・
今回の目玉。
リクエスト芝居「御存知堂本光一九変化相勤申候」←パンフレットにはこう書かれている
まずは選択。
初日やその後数回はコウイチが出てきたり、9種類の衣装が見られたそうですが、
この公演では舞台上には3×3のマスに文字で演目が書かれたスクリーンのみ、出てきたのはアキヤマのみ。
他のお衣装も見られませんでした(泣)
□□■
□■□
■■□ ←こんな感じ。□は赤、■は青 というように、2色に分かれています
アキヤマ「ではまず、赤いマスの演目からどれか1つ、自分で好きなものを頭の中で決めてください。
口には出さなくて結構です」
ということで、お客さんはみんな、自分の頭の中で1つ演目を決めます。
するとアキヤマが「ではそのマスから右、もしくは上の青いマスへ移動して」
「そこから下、もしくは左の赤いマスへ・・・ない場合は1つ飛び越してその下でもかまいません」と
何度か移動させ、ある演目のところへ到達。
アキヤマ「それでは今回はその演目を上演したいと思います。・・・・・・ハムレット!」
誰にも聞きませんでしたし、声も出させませんでした、何の演目へたどりついたのか。
でもたぶん、誰もがそこへたどりついたのでしょう。私ももちろん、そこにたどりついていました。
演目を読み上げたあと、そのままアキヤマが作品紹介。
アキヤマ「以前のSHOCKでも上演いたしましたが、
その時は和と洋をあわせてアレンジしたハムレットでした。今回は違うものをお見せいたします」
みたいなことを言ってたと思います。
幕が開いてハムレット。
ストーリーとしては、ハムレット王子がホレイショーとマーセラスを引き連れ、
亡き父の亡霊が現れるという崖(?)部分に探しにくるところから、亡霊に出会い、悩み、
そして最後、母親が死に、叔父を殺して復讐をとげ、王子も倒れるところまで。
以前とは全く違うハムレットの衣装。黒の上下に、袖口からフリルがちらっと覗き、腰には剣。これぞまさしく王子様!!
崖(?)の上にすくっと立ち、逆光でそのシルエットが浮かび上がっている姿には、観客誰もがため息を漏らしていました。
セリフとしてはたぶん以前とあまり変わっていません。
コウイチのセリフも一度、ちょっと怪しい部分があったのですが、ほぼ完璧だったと思います。
亡霊に出会った後・・・
ハムレット「今夜見たこと、決して他言してはならない。」
ホレイショー&マーセラス「はい!決して。」
ハムレット「いや、誓ってくれ。」
ホレイショー&マーセラス「はい!誓って。」
ここで3人、剣をかざしあって誓う姿がさまになりすぎ!似合いすぎ!!
最後のシーン。
王妃が毒を盛られた酒を飲んで倒れ、そしてハムレットは王を斬る。
自分も斬られ・・・倒れそうになりながらも最後、床に倒れている王の襟首を掴み上げて
王妃の毒の盃を無理矢理飲ませ、とどめをさす。
ここはもう、表情もセリフも、全ての演技が真に迫っていて恐いくらい。すごかったです。
そしてハムレットも力尽きる・・・
「ハムレット」終了。
ブロードウェイ到着。第一幕終了。
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第二幕。
1990年、ニューヨーク、インペリアルガーデンシアター。
ヒカル兄の公演。
よって光ちゃんは金髪ズラでダンス。
♪Swing Jazz Medley
♪Moonlight Serenade
ナオの衣装が白のラメラメで結構きわどい(^^;
でもさすが元宝塚のお方。踊りのレベルはかなり高いかと。
ヒカルが女性ダンサーを抱え上げてくるくる回す演出はあり。人形を客席にほおり投げてた演出はなくなってた。
ショーの酷評。
リーダー「なんてことだ!」と新聞を持ってやってくる。
「一部のマスコミの書くことだ、見ない方がいい」などと言いつつ、わざとらしく新聞をヒカルの前へ捨てる。
拾って読んだヒカル。
ヒカル「”未熟な日本人の失敗作”・・・”虚しい舞台”・・・!!」
リーダー「すまない、私の責任だ」
と言って絞首台へ。
ナオもやってきて、「あなた、やめて!!誰か止めてーーー!!」
止めに行ったヒカル。階段の途中で黒装束の人物(物体?)にとらえられ、「やめろ!!」という声むなしく
首をつる寸前だったリーダーと入れ替えさせられる。
首に縄がかかる最後の瞬間まで、ヒカルは抵抗したり、リーダーをつかもうとしたりと必死。
以前見た時に感じた、”なぜ入れ替えさせられたのにヒカルは全然抵抗しないのか?”という疑問は解決されていました。
首を吊った瞬間に「アニキ!!」と、1階の通路を走ってきて舞台に上がり
「アニキのことを思い出してた・・・」と仲間に言うコウイチ。ここの演出は変わらず。
ブロードウェイ公演初日。
♪World Adventure
♪Las Vegas
♪Jungle
ここはやっぱり前回と同じく、乳首とおへそをガン見。(すいません)
でも私だけじゃない。上から見てるとよくわかる。観客のみなさん、双眼鏡使いすぎ(笑)
でも、布から物体を生み出すマジック演出、あれは双眼鏡で見るものではないです。
入れ替わりがバレバレすぎ。腕の太さがダミーの方と、倍ぐらい違うように感じました。
大好きな光ちゃんの二の腕。さらに筋肉がついててあらたなコブが・・・><
ここでのもう1つの見ものはロープでのフライング。
前回のSHOCKでは舞台上で左右に揺れていたロープ(つた?)が、
今度は2階席センター部分に向かって2回程びゅんびゅんと。
私の席からは、最上点に来た時が前の方の頭でよくは見えなかったのですが、
光ちゃん、片手を2階席に向かってあげてくれたように思います。
♪Irish
アキヤマ&カズが中心でのタップダンス。おもちゃの兵隊さんのようなやつです。
前に見た時より、みんなの動きが合ってて良かったと思います。
上からだとフォーメーションがよく見えてさらに良し。
♪我が愛しきDeva
これが見れただけでも上京した甲斐がある。
銃を持って構える姿にメロメロ。
音楽・踊り・歌声・歌詞 全部大好き。全体的に赤い照明。
コウイチももちろん赤いアンダルシア衣装。※「徹子の部屋」参照
たくさんの女性ダンサー&薔薇を持って登場したナオとも一緒に。
踊りや演出がだいぶ変わっていたように思います。
(窓に映る女性の影がなかったように思ったけど・・・ありました??)
が、これも群舞で圧巻。
・・・コウイチ何回転したか数えるの忘れちゃった(残念)
♪Westside
ロープイリュージョンあり。途中、いつもとは違う回り方をしてたような・・・?
曲の最後にバック宙あり。着地完璧。
初日終了。
仲間が無事に終了したことを喜ぶ中
アキヤマ「だーーーーーっ!!」と奇声を発して大慌てでアキヤマが登場。
この時に限らず今回のアキヤマ、何かと「だーーーーーっ!!」と奇声を発してなんだなんだ?ってことで
お客さんの視線を集めてセリフを言う、というパターンが多かったです。
公演を観た記者たちがすごい数集まってるということを伝えたいのですが、とにかく慌てすぎで何を言ってるんだかわからない。
「打ち上げ」を「打ち首」って言っちゃって、「お前が打ち首だっ!」とコウイチにつっこまれることも(笑)
記者が集まったのは嬉しいことだけど、逆に酷評なんて書かれたら大変なことになる、ということで
コウイチ「記者の人たちには腰を低くな!丁寧に!」
しつこいほどにみんなに言い聞かせるコウイチ。
みんなもそれを聞いて、ペコペコ頭を下げるフリなんかしちゃって、えらく”低くする”ことをおすな〜と思ってたんですが・・・
♪What 10(Ju)wanna say
謎が解けました(笑)この曲で記者達が押し寄せてくるのですが、コウイチ、人が変わってしまいます(爆)
まず衣装はさっきまでの上着を脱いで黒のタンクトップ姿!
赤い絨毯が敷かれ、王様が座るような椅子が用意されます。
そこに向かって歩いていくのですが、まずこの歩き方もものすごくえらそう。
そして椅子の前で女性に赤いちょっとエルビスちっくなロングコートを羽織らせてもらい
(羽織らせてもらう時、観客には背を向けてるんですが、背中・身体がすごい筋肉質!
羽織らせる女性がものすごく羨ましかった・・・><)
サングラスもかけ、足を組んでふんぞりかえってイスに座り、超えらそうに記者達の取材を受けます。
俺様的コウイチ。
ここで流れている歌なのですが、歌詞がすごいです。
♪俺の辞書に不可能という文字は無い
♪I’m No.1
♪I’m スーパースター!
こんな歌詞のオンパレード。何回も立ったり、意味なく何度もサングラス外したりかけたり、
ジャケットの前をバッとはだけさせたり(光ちゃんが東山さんのマネをする時によくやるやつです)と、
どこまでもキザな、プライド高々な男になっています。
すっごい自慢げに、かっこよさげにジャケットはだけさせてるのに、お客さんに笑われてるのがまた可愛い(笑)
ここのコウイチには本当にやられてしまいまして、♪誰もが俺にひざまづく という歌詞があるのですが
ひざまづきたい、あの方におつかえしたい、コウイチ様〜!みたいな気持ちになってました(爆)
そしてここ。例年なら著作権問題で記者会見が中断されますよね。それが今回は丸々ありません。
でも、このコウイチがスーパースターになってる間、
ナオ姉さんやリーダーの声でその著作権問題についての会話が流れています。
・・・なんですが。あまりにも俺様的コウイチに集中、耳も歌詞に集中したため、
ほとんど何言ってたか覚えてません・・・(ごめんなさい)
深夜のグリーンルーム。
それだけえらそうに踊っていたにもかかわらず、曲が終わると一転。
コウイチ「緊張したぁ〜〜〜(>_<)」って、情けない声を出してすごすごと楽屋のセットの方へ。可愛すぎ。
ここで赤いジャケットはハンガーにかけ、黒のノースリーブになった後、白いシャツを羽織ります。
アキヤマが登場して、「一度日本へ帰ろう」のやりとり。
MAの「ツバサがいなくなった」という報告を聞いても帰るつもりはないというコウイチに
ついにアキヤマも見放す。「俺たちは終わりだ」
以前はつかみかかったりするのもありましたが今回はなし。
みんながいなくなってコウイチ1人が残る。
♪消えない悲しみ消せない記憶
音楽が始まり、ステージにツバサがいる崖のセットが現れ、
(ツバサは白鯨が見つかったら歩ける気がする、みたいなことを言ってましたが今回、白鯨は出てきません)
音楽と同時進行で、コウイチがツバサの夢の中(?)で、ツバサが歩けることを気づかせるシーン。
ここはうまいなぁ〜と思いました。
まるでこのシーンのためにあるかのようなこの歌。
CDで聞くと異色なオーケストラのアレンジも、舞台で聞くとものすごく馴染んでて。
右側の壁に、ヒカル兄の姿が映し出されて(パネルだったかも)いました。ちゃんと見守っているんですね。
ハムレットの時に輝いていた星空の照明が同じようについて、幻想的な雰囲気をかもしだしていました。
歌。1番はコウイチのみで、舞台の端から端へ歩きながらせつせつと歌う感じ。
2番を歌うのはツバサ。崖の上で歌ってます。
♪私は大丈夫よって・・・という部分が♪2人は大丈夫だって に、
♪愛はどこへ向かうのだろう・・・という部分が♪夢はどこへ向かうのだろう に歌詞が変えられていました。
ツバサがソロで歌っている間、コウイチは踊ります。
これがまた、暗い舞台に白いシャツで浮かび上がってて、指先まで意識して舞っている感じで、すごくきれい。
最後は2人で歌ってたかな。
ツバサにわざとひどい言葉をかけて、自分を恨ませることで歩かせるのは以前と同じ。
ですが歩けてコウイチの姿がなくなったあと、ツバサが「あれ?夢?」みたいな無言の演技がありました。
♪Let’s Go To Tokyo
ここの振り付け、変わっていたと思います。
♪Get Down
ここは正直、え、またこの曲?と思ってしまいました(^^;
今回、崖の上での自分の歌がなくなったり、白鯨もなかったりで
ツバサの見せ場がだいぶ減っちゃってるんですよね。
カンパニーに戻ってきたことを示すせっかく1人で踊れるステージ、
新しいナンバーでもよかったんじゃないかなぁ。
ここは曲の途中だったか・・・曲が終わってからだったか・・・ちょっと忘れてしまいましたが
MAが、ツバサが帰ってきたことに気づき、拳をあわせて歓迎する。この時はまだコウイチはいません。
アキヤマがツバサの復帰をすごく喜んで、MA4人が1列に並んでツバサを隠し、
もったいぶらせてコウイチと対面させよう、と提案を。
アキヤマ「俺たち(MA)が並んで、そしてツバサ!
そしてコウイチは感動の涙を流す!そしてツバサにキスをする!!」←断言
はりきって実行するが、登場したコウイチは微妙な笑みを浮かべ・・・
コウイチ「・・・・・・・へっくしっっ!!」←笑。
しかもそのまま、MAの後にいるツバサには気づかず、楽屋セットの椅子に座ってしまいます。
ツバサ「なんだよ、全然ダメじゃないか」
結局ツバサが自分でMAの後から姿を現し、コウイチも「ツバサ!」とようやく気づく。
そして、感動で涙を流す・・・のではなく、そこにナオ姉さん登場。「ツバサ!!」
結局、その姿を見て感動の涙をいっせいに流したのはMA4人。(笑)
ツバサが戻ってきたことで、仲間割れしていたMAとコウイチも仲直り。MAがコウイチに謝ってました。
最後にアキヤマも謝るのですが・・・
アキヤマ「ごめんな、コウイチ。俺も最後まで信じきれなくて・・・」
でもやっぱり、アキヤマには厳しいコウイチ。許さん!って感じになってて
アキヤマ「いや、お、俺・・・あの時 ね、寝不足で・・・」←かなり苦しい
客「(笑)」
コウイチ「お前(ツバサ)のための衣装はずっと用意してあったんだ」と、
衣装がいっぱいかかっているところから出してきたのはなんと、
黒いアミアミの衣装。アミアミといってもすごく網目が大きくて、手の平ぐらいはあります。
おっぱいの部分のみ、ビキニみたいに布がくっついてます。下は何もなし。そんなもの素肌に着たら犯罪です(笑)
ツバサに渡すが、ツバサはコウイチにあてがる。「コウイチの方が似合うよ」
ツバサ「うん・・・もうちょっと下かな」とか言って、胸の部分をあわせてみたり。
コウイチはやっぱりツバサに着せたいらしく、押し返して「出すとこからちゃんと出せよ」と、視線は下。←下ネタです(爆)
ツバサ、コウイチ、ナオ、シュンスケ(アキヤマだっけ?) 4人で。
♪Motown Medley
ステッキを持っているのはナオ姉さんだけでした。
ツバサは最初の方ずっと、そのアミアミの服を自分にあてたりコウイチにあてたりしておどけて踊ってました。
4人が並んで、椅子の背もたれ部分に乗っかってゆっくり倒れるやつをやってたのが印象的。
謎解きシーン。
楽屋にいるのはアキヤマとシュンスケ。
アキヤマ「コウイチ、俺たちをこんなところに呼び出して何するつもりなんだろうな」
シュンスケ「あれだよ、きっと打ち上げだよ」
ここからどういう流れだったのか思い出せないんですが、何かポーズを決めてコウイチを迎えよう、と。
(一緒に入ってくるだろうツバサを迎えるためのポーズだったかな?)
アキヤマ「(俺たちがポーズをとれば)ノリがいいからコウイチはきっと即座にノッてくれる!」
シュンスケ「コウイチはもう25だぜ?四捨五入して30のやつがノッてくれると思うか?」
客「(笑)」
後輩にまでネタにされてますよ光一さーーん。(笑)
ポーズを考える2人。
アキヤマ「こうやって2回転して。。。お前、2回転ターンできるよな?」
シュンスケ「うっ。。。が、がんばるよ」
客「(笑)」
結局2人でポーズをがんばってましたが、あんまり拾われてなかった気が・・・(記憶なし)
みんなが集まり、そしてリーダーが抜けようとして、表情が厳しくなるコウイチ→謎解き の流れは一緒。
ですがここで少し笑いどころ。
コウイチ「俺がこのカンパニーで起こった謎を解いてみせる」
他のみんな「コウイチにそんなものとけるのか?」
コウイチ「ツバサくん。君はここに来る前、とんがりコーンを食べていたな。」←マジ顔で推理(笑)
ツバサ「えっ、ど、どうして・・・」
コウイチ「しかもそれは、コンソメトメィト〜味だ。」
アキヤマ「どうしてわかるんだよコウイチ!」
コウイチ「簡単だ。CMを見たんだ。」←えらそう
客「(笑)」
コウイチ「話は戻して・・・」
ということで、謎解きへ。
ヒカルを殺した動機。栄光の反対側には必ず影があり、そこに堕ちる奴を見るのを好む人種もいる。自分はそれだと。
そして、自分はナオを愛してしまったと。
犯人がリーダーだとわかると、リーダーはシュンスケを引き連れ絞首台へ。
途中、コウイチに銃口を向けてそれをナオがかばうシーンあり。
直前でシュンスケを離し、リーダーは自殺。
火があがったあと、カズに入れ替わっている演出もあり。
その後は梁部分でストーリーが進行。
死の世界へシュンスケを連れて行こうとするリーダー。
シュンスケ「母さん(ナオ)は俺のこと、本当の子供みたいに愛してくれた。お金なんかより、そっちの方がいいよぉ〜!!(泣)」
渡されたお金を手放し、泣き崩れるシュンスケ。
梁の部分で動けなくなったシュンスケを助けにいったコウイチ。が、リーダーに撃たれて落下。
(ここ、2階からだともっと丸見えなのかと思っていましたが、
見えたのは足元ぐらいで、2人(スタントさん)の顔は見えませんでした)
リーダーは舞台上にいるカズをも撃とうとし、それをかばったナオが代わりに撃たれる。
自分のせいで母親が死んだことを悔やんで自分を責めろ、とカズに言い残し、リーダーは消える。
撃たれたナオの周りに集まるみんな。
コウイチも「兄貴(ヒカル)がまた助けてくれた」と言って姿を現す。
みんなが見守る中、息をひきとるナオ。
「母さん!!」「母さん!!」と叫ぶカズやシュンスケに対し、
コウイチは言葉を発さず顔や態度で悲しみを表現してたのが印象的。
倒れたナオに呼ばれてコウイチが近くに行くのですが、
ナオの身体を支える手つきがすごく優しかった。
ナオの遺体はMA3人によって運ばれる。
この辺だったか、最後に「消えない悲しみ消せない記憶」のインストがちらっと流れました。
♪New York,New York
ツバサ、カズ、シュンスケが階段部分にそろって。「俺たちはこの街でやっていく」と。
右側の壁2階部分に、その3人を見守るようにナオの姿あり。すでに白い、天国の衣装でした。
ヒカル昇天シーン。
♪One
「ナオを守ってやることができなかった、ごめんな。」と謝るヒカル。
例年通り、1階下手から2階上手へのフライング。
(この間、舞台にはスクリーンがあって、ナオの映像が映っているようです。)
近くで見るヒカルはやはりものすごく綺麗でした(T−T)でもちょっと、お化粧がいつもより濃いめだったような・・・
そしてずっと謎だった、1階席では見られない2階席でのスペシャル。
A席の真ん中ぐらいだったでしょうか?
その辺まで飛んでくると、今まではゆっくりゆっくり回転しながらフライングしてたのが、
急にギュイ〜ンとスピードが加速するんです。
そのまま壁に激突するかと思ったのですが、そんなことはなく寸前でスピードダウン。
無事、スタッフさんに受け止められました。
そこで身体からワイヤーを外すのはほんとに一瞬!足が地についたとたんに走り去って行かれました。
ヒカルが走り去った後、舞台の方に目を戻すとちょうどタイミングをはかったように
ナオしかいなかったスクリーンに、ぽっと出現したヒカルの姿。
うまく時間も考えられてるんだな〜と思いました。
2人が手を伸ばし合い、2人で歩き去る映像は去年の”織姫彦星映像”同様。
少しすると、舞台にコウイチがすたすたと歩いて出現。
守ってくれたヒカルにお礼、仲間の大切さを教えてくれたナオにお礼。
グッバイニューヨーク。
最後の大階段。
♪Let’s Go To Tokyo
ここはもう、本当に晴れ晴れとしたお顔でニコニコと。
この曲が終わると一度、幕が下ります。
幕が上がって、出演者がそれぞれ踊る最後の挨拶時間。
最後にコウイチ登場。衣装はコンサートでも見たことある、黒のラメラメロングジャケット。
青い布でのフライングあり。
これが終わるとまた幕が下りる。
鳴り止まない拍手に再び開く幕。
薄荷キャンディーのBGMで、光一さん1人で挨拶。
光「本日は本当に、ありがとうございました。2000年に始まったこのSHOCKも、
今回で5回目、この公演で235回目(←すらっと言いました)を迎えます。
えー・・・もうこれは何度も言ってるんですが、こうして続けていけるのは皆様の暖かい声援、そして本当にスタッフ・共演者に
恵まれているなと、思っております。まだ・・・始まったばかりですが、千秋楽まで精一杯、がんばりたいと思います。
本日は本当に、暖かい声援をありがとうございました。それでは最後にちょっとだけ、歌おうと思います、
皆さんも一緒に歌っていただければと思います」
大体、こんな感じの挨拶だったと思います。低音のちょっと擦れた声が、大声張り上げてがんばってたんだって思って、泣けてくる。
♪薄荷キャンディー
前半部分はいつものアレンジ、後半部分はアレンジが変えられて、踊れるぐらいにテンポアップされたもの。
セリが上がって、2段にわたって女性ダンサーが踊ってました。
歌ですが、歌番組で歌っている時は、♪運命の人さ〜 というところどころの高音部分、
剛さんと2人してすごくがんばってるというか、見てて「あぁ、力入ってるなぁ」って歌い方をしてますよね。
ですが、ここはもう、今までいっぱい声を出してたので、すごくきれいに、力もいれずにすんなり出てる。
♪君だけ〜 の前にかなりのブレイク(間奏)があり。
その部分は歌わないのかと思った瞬間、突然♪君だけ〜 でびっくりした(^^;
三方礼、そしていっぱい手を振ってくれて幕は閉じました。
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日記にも書きましたが、今回のSHOCKはとにかくすっきりとテンポよくまとまっていた、というのが1番の感想です。
その1番の理由はやはり、アドリブ部分が変わったことでしょうか。
以前までのSHOCKはどれも、アドリブ部分がものすごく長かった。そして、他の部分と境が見えました。
もちろんそれは、その日だけに起こるスペシャルだし、とても楽しみな一面ではあったのですが
悪く言えば、そこで劇の流れが止まってしまう。
今回はその部分がほんと、ストーリーの中にうまく組み込まれていて、長すぎず、無さすぎず、すごくいい感じ。
ここはきっと、出演者・スタッフ共に、改善しようと話し合ったんじゃないかと思います。
あとストーリーが、少しのセリフが加えられることによってわかりやすくなってました。
正直、私が最初見た時は(まだDVDも何も出ていない時でした)、コウイチとヒカルやその他の出演者の関係、
夢なのか劇中劇なのか過去の設定なのか、何がなんだかわからず見ていました。
今回のは、関係の説明もやりすぎっ!ってぐらいあったし、夢だとか過去だとか、
ナオが見守っているとかアニキが見守ってるとか。
そういうのが、ささいなセリフや演出によって補足説明されている。
毎回、初めてSHOCKに触れる方がいらっしゃると思いますが、
今回のが1番理解しやすく、わかりやすく入っていけたのでは?と思います。
1年ぶりの舞台の光ちゃん。
今回、それほど新しい演目や曲は多くなかったのですが、1つ1つが格段にレベルアップしてました。
それをMAやプロのダンサーさんが後ろをかため、群れで踊る様子は本当、見てて圧巻。すごく引き締まってる。
リクエスト舞台のおかげで、今まで以上にセリフや演技を覚えるのは大変だったはずなのに
1年前に見た時より落ち着いて、堂々と、舞台に立ってた。
カンパニーの結束力もさらに強くなってて、安心して周りをまかせているというか、
信頼して舞台に立っている、というのが見えました。
この前見た時にちょっと気になった、口だけが先走ってるように言っていた部分があったセリフ。
今回はそう感じることも全くなく、怪しかったのもハムレットのただ1ヶ所だけ。
1つ1つのシーンやセリフをしっかり、真に迫る表情や言い方で演じてらっしゃいました。
ただ1つ、言わせていただけるとするならば・・・今回の目玉、リクエスト舞台。
あれは客にセレクトさせるとは全く言えません。
最初の時点でどの演目を選んでいようとも、結局は誘導された演目にたどりつく。
新聞記事発表で「その日の投票で演目を決める」と聞いた時から、
どうやって投票するのか、直前だった場合セットの用意は間に合うのか、
10演目は偏ってしまうのか、10も覚える出演者の負担は大きすぎないか・・・。
素人がちょっと考えただけでもいろんな問題点が思い浮かびましたが、
いざ幕が上がってみればやっぱり発表の時とはだいぶ事情が違う感じ。
実際問題でできるのかできないのか、もっとよく検討してから発表してほしかったというのが本音です。
”セレクト舞台”とうたわなくても、”日替わりで演目が変わる”で充分でしょう。
発表されたことと違って、もろに批評を受けるのは出演者たち。
初日から数日、同じ演目が続いてブーイングが起こったと聞いた時は本当に悲しくなりました。
いつもはほとんど何も言わない光ちゃんが、ラジオや雑誌で何度か
「10演目は大変、やる方の身にもなってほしい・・・(笑)」と、冗談まじりながらも話してた。
それを思っても、とても複雑です。
今はまだ、「リチャード3世」と「ハムレット」しか披露されていない演目ですが、
今後見る方も、ブーイングだけは絶対にやめてほしい。今願うのはそれだけです。
最後は少し、批判的なことも書いてしまいましたが・・・
全体的に見れば、今までの中で1番素晴らしいSHOCKだったのではないかと私は思います。
光ちゃんやスタッフさんが一丸となり、命を懸けて作り上げてる舞台。
1回でも見ることができて幸せでした。あの空間にいられて幸せでした。
素敵な時間をありがとうございました。
2004/2/14 Chie
※レポですが、いつものように公演中にメモ書きはしていませんので、勘違いが多数あるかと思います。
ご了承いただきたいのですが、「この間違いだけは許せん!」というのがありましたらメールにてお願いします。
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